小児矯正と矯正治療の違いは?
■わかりやすく言うと、小児矯正は、初めからきれいな歯並びになるようにする治療です。それと歯を抜かないことです。
いわゆる通常の矯正治療は、悪くなった歯並びをきれいな歯並びにする治療です。そして、歯を抜く場合がかなり多くあります。
■小児矯正の治療で、多くあるのは、顎が小さく永久歯のはえるスペースがなく、このままでは、はえてきた永久歯は重なってしまう場合に、床矯正(歯列育形成・拡大床・プレートなどいろいろな呼び名があります)で、顎をひろげて永久歯のはえるスペースを作ります。これは子供の顎の側方の成長を促進することによってスペースを作り、きれいな歯並びにしていきます。
■顎をひろげると顔を大きくなるのではと心配されることが多くありますが、顔は大きくなりませんので心配ありません。わかりやすく顎をひろげると言いますが、実は顎はひろがりません。歯が植わっている歯槽骨をひろげるのです。お口の中をひろげることです。例えばハリウッドスターやモデルの人が、顔を小さいのに笑うと歯がきれい並んでいるのは、お口の中がひろいのです。小児矯正をしている人が多いと思いますし、矯正治療をしている人も多いと思います。
■小児矯正は、歯槽骨をひろげて永久歯が自然にはえるようにしますので、後戻りが矯正治療に比べるとはるかに少ないことになります。特に歯を抜いた矯正治療はかなりの割合で後戻りがおこります。
■小児矯正の欠点としては、床矯正などの装置を使わないときれいな歯並びになりません。しかし、子供は装置に慣れる柔軟性が大人よりありますので、早くなれる場合が多く、夜に寝ている時に使ってもらいますので、慣れてしまえば、頑張って使ってくれます。
■小児矯正の欠点としてあとは、治療期間が長くなることです。乳歯が全部はえかわるまで治療が続く場合が多いので、小学校の高学年まで続きますので、長いですが、むし歯になりやすい時期にむし歯予防がしっかりできます。治療期間が長い欠点はむし歯ができない利点とも言えます。月に1回習い事に行くような感じで考えてくださるといいなとは思っています。
■通常の矯正治療は、ブラケットという金属の装置を歯につけてそれにワイヤーをしばりつけて歯を動かします。矯正治療の利点としては、小児矯正より治療期間が短いことになりますが、欠点はかなり多くあります。矯正治療では歯を抜く場合が多いことです。小児矯正は、歯槽骨をひろげて永久歯のはえるスペースを作りますが、それは歯槽骨の側方の成長を促進していますが、大人では成長がありませんので、歯槽骨がひろがりません。だから重なり合った歯を間引きで、歯を抜いて矯正治療をします。歯を抜いての矯正治療の最大の欠点は後戻りです。きれいな歯並びになっても、多くの場合に歯を抜いたところに後戻りがおきて隙間でできてしまいます。
■矯正治療の欠点として、歯に金属のブラケットとワイヤーを付けますが、見た目が金銀ギラギラになってしまうことです。歯を出して笑うことがなくなります。白いブラケットもありますが、よく見ればわかり目立ちます。
■あと矯正治療の欠点としては、矯正治療した人がみんな言うのが、痛みです。歯をワイヤーで動かしますので、ワイヤーをつけると歯が浮いて痛くなります。固いものは痛くて食べれなくなります。フランスパンは絶対に無理です。矯正治療は月に1回、ワイヤーを交換しますので、そのたびに痛くて食事ができなくなります。矯正治療するとダイエットになるという人もいますが・・・・
■矯正治療の欠点はまだまだありますが、歯にブラケットとワイヤーを付けますので、むし歯になりやすくなります。食事をすると歯とブラケットとワイヤーの間に食べ物がたくさんつまります。それを歯ブラシでとるのはかなり大変です。
あとブラケットとワイヤーが、口の中に当たり、口内炎の嵐になります。
スポーツもできなくなります。手やボールが当たるとブラケットとワイヤーで、口の中を切ってしまいます。管楽器も痛くてできなくなります。子どもにとっては管楽器をしなくても体育や部活がありますので、ワイヤー矯正はかなり難しいこととなります。
■最近では小児矯正でも矯正治療でも、インビザラインという透明で目立たなく痛みが少ないマウスピース矯正があります。
島田歯科医院でもインビザラインを多く使っています。インビザラインについて今後に投稿していきたいと思います。