子どもの「いびき」や「口呼吸」は歯並びに関係する?
【蒲田・大田区|小児矯正医が解説】
「子どもが寝ているとき、いつも口が開いている」
「いびきをかいているけれど、歯並びとは関係ありますか?」
このようなご相談を、近年よくいただきます。
実は、口呼吸や睡眠中のいびきは、歯並びや顎の成長と関係している可能性があります。
歯並びは、単に歯の問題だけではありません。
舌の位置・呼吸の仕方・睡眠の質など、日常の習慣や身体の発育と深く関わっています。
今回は、小児矯正の視点から
- 口呼吸と歯並びの関係
- 子どものいびきと顎の成長
- 睡眠が与える影響
について、専門的にわかりやすく解説します。
結論|「口呼吸」と「睡眠の質」は歯並びに影響することがあります
すべてのお子さまに当てはまるわけではありませんが、
- 慢性的な口呼吸
- 睡眠中のいびき
- 常に口が開いている状態
が続いている場合、顎の発育や歯並びに影響する可能性があります。
特に成長期のお子さまでは、呼吸の仕方が顔や顎の骨の発達に関わるため注意が必要です。
なぜ「口呼吸」は歯並びに影響するの?
本来、人は鼻で呼吸をするのが自然な状態です。
鼻呼吸の場合、舌は上あごに軽く触れた正しい位置にあります。
この舌の位置が、上あごの正常な成長を支えています。
しかし、口呼吸になると――
● 舌の位置が下がる
舌が下がることで、上あごの横方向の成長が不足することがあります。
● 上あごが狭くなる可能性
顎が横に十分広がらないと、歯が並ぶスペースが不足しやすくなります。
● 出っ歯・開咬のリスク
前歯が前方に傾いたり、上下の歯がうまく噛み合わない状態になることがあります。
つまり、「口呼吸と歯並び」は密接に関係している場合があるのです。
子どもの「いびき」は歯並びと関係ある?
「子ども いびき 歯並び」と検索される方も増えています。
子どものいびきは、大人とは違い、
- 扁桃腺やアデノイドの肥大
- 鼻づまり
- 顎の発育不足
などが関係していることがあります。
特に、上あごが狭い場合、鼻腔も狭くなりやすく、
結果として口呼吸やいびきにつながるケースもあります。
つまり、
いびき
↓
口呼吸
↓
舌の位置の異常
↓
顎の発育に影響
↓
歯並びへ影響
という流れが起きることがあります。
睡眠の質と顎の成長の関係
成長ホルモンは、主に睡眠中に分泌されます。
もし
- 呼吸が浅い
- いびきで断続的に目が覚めている
- 深い眠りがとれていない
状態が続くと、顎や顔の骨の発達にも影響を及ぼす可能性があります。
歯並びは「歯」だけの問題ではなく、
成長と睡眠の質も関係していると考えられています。
このようなサインはありませんか?
- いつも口が開いている
- 食事中によくこぼす
- 寝ているときにいびきをかく
- 朝起きてもぼーっとしている
- 唇が乾きやすい
これらは、口呼吸のサインであることがあります。
小児矯正でできること
小児矯正では、単に歯を並べるだけでなく、
- 顎の幅を広げる治療
- 舌の正しい位置を促すアプローチ
- 呼吸を考慮した診断
を行うことがあります。
ただし、いびきや呼吸の問題は、
耳鼻科的な評価が必要なケースもあります。
当院では必要に応じて、他科と連携しながら、
お子さまの成長全体を見据えた判断を行っています。
歯並びだけでなく「成長全体」を見ることが大切です
「歯並びが少しガタガタしている」
という見た目の問題の背景に、
- 口呼吸
- 睡眠の質
- 顎の発達
が関係していることもあります。
早い段階で気づき、適切に経過をみていくことで、将来の負担を減らせる可能性もあります。
まずはお気軽にご相談ください
「子どものいびきが気になる」
「口呼吸と歯並びの関係を知りたい」
このような疑問がある場合、
必ずしもすぐに矯正が必要とは限りません。
まずは、お口の状態と成長のバランスを確認することが大切です。
お気軽にご相談ください。
