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小児矯正で抜歯は必要?抜かずに治せるケースと抜歯が必要なケース

皆さん、こんにちは。
大田区蒲田にある【島田小児歯科・矯正歯科】です。
当院は、JR京浜東北線・東急池上線・東急多摩川線「蒲田駅」西口から徒歩4分にございます。
インビザライン・ファーストでは東京都内で症例数No.1の実績を誇り、小児矯正に強い歯医者です。

小児矯正で抜歯は必要?抜かずに治せるケースと抜歯が必要なケース

【蒲田・大田区|小児矯正医が解説】

「矯正するとなると、歯を抜かなければいけないのでしょうか…?」


お子さまの矯正を検討されている保護者の方から、このようなご不安をよくいただきます。

「健康な歯を抜いてしまうのが怖い」「できれば抜かずに治してほしい」というお気持ちは、多くの保護者の方に共通するものです。


結論からお伝えすると、子どもの矯正治療では、抜歯をせずに治療できるケースが多くあります。 ただし、歯並びの状態によっては抜歯が必要になる場合もゼロではありません。

この記事では、

  • 小児矯正で抜歯が必要になる理由
  • 抜かずに治せるケース・抜歯が必要なケース
  • 成長期に治療を始めることで抜歯を避けやすくなる理由
  • 当院での考え方とアプローチ

これらをわかりやすく解説します。




 

そもそも、なぜ矯正治療で抜歯が必要になるの?


矯正治療で抜歯が必要になる主な理由は、「歯が並ぶスペースが足りない」ことです。

歯の大きさに対して顎の骨が小さい場合、すべての歯をきれいに並べるためのスペースが不足します。この状態を「叢生(そうせい)」と呼び、いわゆる「ガタガタの歯並び」がこれにあたります。

スペースが足りないまま無理に歯を並べようとすると、歯列が前方に出すぎてしまったり、噛み合わせが悪くなったりすることがあります。そのため、スペースを確保する手段として抜歯が選択されることがあるのです。

ただし、これは主に大人の矯正治療での話です。成長期のお子さまでは、顎の発育を利用してスペースを作り出すことができるため、状況が大きく異なります。



小児矯正で「抜かずに治せる」ケースとは?

成長期のお子さまの矯正では、次のようなアプローチによって、抜歯をせずに治療できることが多くあります。


① 顎を広げてスペースを確保する

子どもの顎の骨はまだ柔らかく、成長途中にあります。この時期に「拡大装置(床矯正)」や「インビザライン・ファースト」などを使って顎の幅を広げることで、歯が並ぶためのスペースを自然に確保することができます。

大人では骨が固まってしまっているためこのアプローチが難しくなりますが、成長期の子どもだからこそできる治療法です。


② 顎の成長をコントロールする

上顎・下顎のバランスが崩れている場合、成長期に機能的矯正装置などを用いて顎の発育方向を整えることができます。骨格的な問題を成長の力を借りて改善することで、将来的な抜歯の必要性を減らすことができます。



③ 歯の傾きを整えてスペースを作る

歯が内側や外側に傾いて生えているケースでは、歯を正しい角度に起こすだけでスペースが生まれることがあります。この場合も抜歯なしで対応できることがあります。



④ 乳歯を計画的に抜く(連続抜去法)

永久歯が生えてくるスペースを作るために、乳歯を計画的に抜いていく「連続抜去法」という方法があります。これは永久歯の抜歯ではなく、いずれ自然に抜ける乳歯を適切なタイミングで抜いてあげることで、永久歯が正しい位置に誘導されやすくなる治療法です。




抜歯が必要になるケースとは?

一方で、以下のような場合には抜歯が必要になることがあります。



① 歯の大きさに対して顎が著しく小さい場合

顎の大きさと歯の大きさの不一致(ディスクレパンシー)が非常に大きいケースでは、拡大装置だけではスペースが十分に確保できないことがあります。この場合、小臼歯(前から数えて4〜5番目の歯)を抜歯してスペースを作る方法が選択されることがあります。



② 成長期を過ぎてから治療を始めた場合

顎の骨の成長が終わってしまった後では、装置で顎を広げることが難しくなります。永久歯列が完成した状態(概ね12歳以降)で叢生が残っている場合、スペースを確保するために抜歯が必要になるケースが増えます。

成長期のうちに治療を開始することで、抜歯を避けられる可能性が高まります。 これが「小児矯正は早めに始めた方がよい」と言われる大きな理由のひとつです。



③ 過剰歯がある場合

通常よりも歯の本数が多い「過剰歯」がある場合、正常な歯並びを妨げるためその過剰歯を抜くことがあります。これは正常な永久歯ではなく、余分に生えた歯を取り除くものです。



④ 骨格的なズレが大きい場合

上下の顎のズレが非常に大きいケースでは、歯の移動だけでは噛み合わせの改善に限界があることがあります。そのような場合は、外科矯正(手術と矯正の組み合わせ)と抜歯が必要になることもあります。




「抜かない矯正」ならどこでもよいわけではない


近年、「非抜歯矯正」「歯を抜かない矯正」を前面に打ち出している歯科医院も増えています。しかし、
「非抜歯」はあくまで手段であって目的ではありません。

無理に非抜歯で治療をおこなった結果、歯列が前方に出すぎて口元が突出してしまったり、治療後の後戻りが起きやすくなったりするケースも報告されています。


大切なのは「抜く・抜かない」ではなく、お子さまの顎の状態・歯の大きさ・成長のタイミングを正確に評価したうえで、最適な治療計画を立てることです。

当院では、精密検査(レントゲン・歯型・口腔内写真など)をもとに、一人ひとりのお子さまに合った治療方針をご提案しています。「できる限り抜歯をしない方向で」というご希望があれば、もちろんそのご意向を最大限に尊重しながら診断します。




成長期に相談するほど、選択肢が広がる

抜歯を避けるうえで最も重要なのは、成長のタイミングを逃さないことです。

顎の骨が発育している時期(概ね6〜10歳ごろ)であれば、拡大装置や機能的矯正装置を使ってスペースを作りやすい状態にあります。この時期に適切な介入ができると、2期治療(永久歯列期の本格矯正)での抜歯が不要になるケースが増えます。


逆に「永久歯が全部生えそろってから考えよう」と先延ばしにしてしまうと、スペースを作る手段が抜歯に限られてしまうことがあります。

「抜かずに治せるかどうか」は、歯科医院に来ていただいて初めてわかることです。まずは一度ご相談ください。


まとめ

  • 矯正で抜歯が必要になる主な理由は「スペース不足」
  • 成長期の子どもは顎を広げてスペースを確保できるため、抜歯なしで治せるケースが多い
  • 成長期を過ぎると選択肢が限られ、抜歯が必要になりやすい
  • 「非抜歯」は目的ではなく手段。精密検査にもとづく正確な診断が重要
  • 早めの相談が、抜歯を避けられる可能性を高める

「できれば歯を抜かずに治したい」というご希望をお持ちの保護者の方は、ぜひ一度当院にご相談ください。お子さまの歯並びの状態をしっかり確認したうえで、最善の治療プランをご提案します。

島田小児歯科・矯正歯科は24時間WEB予約をおこなっております。 もし、気になる点がございましたらお気軽にご予約ください。

 

 

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ご来院をお待ちしております!

監修者:島田小児歯科・矯正歯科 院長 島田 昌也
医院理念:多くのおこさんがむし歯のないキレイな歯並びになってほしい