不正咬合のサインを見つける10個のポイント
「子どもの歯並び、気になるけど本当に矯正が必要?」そんな疑問をお持ちの親御さんも多いのではないでしょうか。実際、歯科医院で診断を受ける前に、自宅で簡単にチェックできるポイントがあります。
本記事では、お子さまの歯並びや噛み合わせに問題があるかどうかを判断するためのチェックリストをご紹介します。お子さまの成長とともに変化する歯並びですが、早期発見と適切な対応が将来の健康や生活の質を左右します。
■矯正が必要かも? 不正咬合のセルフチェックリスト
以下の10項目のうち、いくつ当てはまるかをチェックしてみてください。該当する項目が多いほど、矯正治療を検討する必要があるかもしれません。
1.口をぽかんと開けていることが多い
お子さまが無意識のうちに口を開けている場合、口呼吸の可能性があります。口呼吸は歯並びや顎の成長に影響を与え、将来的に不正咬合につながることがあります。
- 指しゃぶりや爪かみの癖が4歳を過ぎても続いている
長期間の指しゃぶりや爪かみは、前歯が出っ歯になったり、歯並びが乱れたりする原因となります。特に、乳歯が抜ける時期を過ぎてもこの癖が続いている場合は要注意です。
- 上下の前歯が噛み合わず、隙間がある(開咬)
前歯が上下でかみ合わず、隙間が空いている状態は「開咬」と呼ばれます。食べ物をしっかり噛み切れず、発音にも影響を与えることがあります。
- 上下の前歯の中心がずれている
通常、上の前歯と下の前歯の中心(正中線)は揃っています。これがずれている場合、顎の位置に問題がある可能性があります。
- 歯が重なり合って生えている(叢生)
「ガタガタの歯並び」とも呼ばれる叢生(そうせい)は、歯が重なり合って生えてしまう状態です。清掃が難しくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなるため、矯正が推奨されるケースが多いです。
- 受け口(下顎前突)になっている
下の前歯が上の前歯より前に出ている状態は「反対咬合」や「下顎前突」と呼ばれます。この場合、顎の成長に悪影響を及ぼすことがあるため、特に早期の矯正が推奨されます。
- 出っ歯(上顎前突)になっている
上の前歯が大きく前に出ている状態です。出っ歯は見た目の問題だけでなく、転倒時に前歯をぶつけて折るリスクも高くなります。
- 噛んだときに下の前歯が全く見えない(過蓋咬合)
上の前歯が下の前歯を覆いすぎてしまい、下の歯が見えない状態を「過蓋咬合(かがいこうごう)」と言います。この状態では顎関節に負担がかかりやすく、歯のすり減りが起こりやすいです。
- 食事の際によく噛まずに飲み込んでいる
噛み合わせの問題や歯並びの悪さが原因で、食べ物をしっかり噛めないことがあります。消化不良を起こしやすくなるだけでなく、咀嚼の少なさが顎の発達に悪影響を及ぼすこともあります。
- 発音が不明瞭で聞き取りにくいことがある
歯並びの影響で「サ行」「タ行」などの発音がしづらくなることがあります。舌や唇の動きと歯並びが関係しているため、矯正治療で発音の改善が期待できるケースもあります。
チェックの結果は? いくつ当てはまりましたか?
一つでも当てはまる場合は、まず歯科医院へ相談に行きましょう。矯正治療を検討するタイミングかもしれません。早期治療が将来的なメリットにつながります。
早期のチェックと矯正相談が大切!
お子さまの歯並びは成長とともに変化しますが、早い段階で不正咬合の兆候を見つけることで、将来的な矯正治療の負担を軽減できます。
矯正治療のメリットは、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの向上、むし歯・歯周病予防、発音や咀嚼機能の向上など、多岐にわたります。
「矯正が必要なのかわからない…」と悩んでいる場合は、歯科医院で一度相談してみるのがおすすめです。蒲田・大田区で小児矯正を検討している方は、ぜひ島田歯科・矯正歯科へお越しください。お子さまに合った治療法を見つけることで、健康的で自信に満ちた笑顔をサポートいたします!