乳歯がすきっ歯…これって大丈夫?子どもの前歯のすき間と相談の目安を解説
【蒲田・大田区|小児矯正医が解説】
お子さまの前歯を見て、
「乳歯がすきっ歯だけど大丈夫?」
「このまま歯並びが悪くならないかな?」
と心配になったことはありませんか。
実は、子どもの歯のすき間は、必ずしも悪いものではありません。
特に乳歯の時期には、将来生えてくる永久歯のために、ある程度のすき間があるほうが自然なこともあります。
ただし、すべてのすきっ歯が様子見でよいとは限りません。
生え変わりの進み方や、前歯のすき間ができている理由によっては、一度確認しおいたほうが安心な場合もあります。
今回は、乳歯のすきっ歯は大丈夫なのか、様子見でよいケースと相談したいケースの違いをわかりやすく解説します。
乳歯のすきっ歯は、むしろ自然なこともあります
乳歯の前歯にすき間があると、「歯並びが悪いのでは」と心配されることがあります。
ですが、乳歯列期のすきっ歯は、発育空隙(はついくくうげき)といって、正常な成長のサインであることがあります。
永久歯は乳歯よりも大きいため、乳歯の時期にまったくすき間がないと、逆に将来の歯が並ぶスペースが足りなくなることもあります。
そのため、乳歯のすき間は「悪いもの」ではなく、将来の永久歯のための準備になっていることもあるのです。
どんなすき間なら、あわてなくても大丈夫?
次のような場合は、比較的様子を見やすいケースです。
・乳歯の前歯に自然なすき間がある
・食べにくさや発音のしづらさがない
・口呼吸や舌癖などの気になる癖がない
・生え変わりの時期に一時的に前歯のすき間が目立っている
特に上の前歯が生え変わる6〜10歳ごろは、前歯が「ハの字」に見えたり、真ん中にすき間ができたりすることがあります。
これは生え変わりの途中でよく見られる変化で、犬歯など周りの歯が生えてくるにつれて、自然に閉じていくことも少なくありません。
前歯のすき間が目立つ「生え変わりの時期」について
子どもの前歯のすき間で、保護者の方が特に心配されやすいのが、永久歯への生え変わりの時期です。
上の前歯が生えてきたばかりのころは、大きな前歯が少し外向きに生え、真ん中にすき間ができて見えることがあります。
この時期は、見た目だけで判断すると不安になりますが、生え変わりの途中で一時的にそう見えるケースもあります。
そのため、前歯のすき間があるからといって、すぐに矯正が必要と決まるわけではありません。
まずは、生え変わりの流れの中で自然な変化なのか、それとも別の原因があるのかを見極めることが大切です。
こんな場合は、一度相談しておくと安心です
一方で、次のような場合は一度歯科医院で確認しておくと安心です。
・生え変わりが進んでも前歯のすき間が閉じてこない
・前歯の真ん中のすき間が大きい
・歯がねじれていたり、ガタガタもある
・口呼吸やお口ぽかんが気になる
・舌で前歯を押す癖がある
・学校歯科健診で歯並びを指摘された
歯のすき間は、単に「すきっ歯」という見た目だけでなく、歯の生える向きや、あごの大きさ、舌の位置、口の使い方なども関係していることがあります。
すきっ歯の背景にあることもある原因
前歯のすき間が続く背景には、いくつかの要因が考えられます。
まずひとつは、生え変わりの途中であることです。
これは一時的なものなら、成長とともに自然に改善することがあります。
次に、歯の大きさとあごのバランスです。
歯が並ぶスペースの問題は、ガタガタだけでなく、逆にすき間として見える場合もあります。
さらに、口呼吸や舌癖も関係することがあります。
舌で前歯を押す癖や、お口ぽかんの状態が続くと、前歯の位置や噛み合わせに影響することがあります。
まれに、前歯の間のすき間が閉じにくい原因として、上唇のすじが強く付いているケースや、余分な歯が埋まっているケースなどもあります。
こうした場合は、見た目だけではわからないこともあるため、必要に応じて確認が必要です。
歯科医院ではどんなことを確認するの?
歯科医院では、前歯のすき間だけを見るのではなく、次のような点を総合的に確認します。
・乳歯と永久歯の生え変わりの状態
・前歯のすき間が一時的なものかどうか
・歯が並ぶスペースのバランス
・舌の位置や舌癖の有無
・口呼吸やお口ぽかんの有無
・今後の成長で自然に整いやすいかどうか
島田小児歯科・矯正歯科でも、歯並びだけでなく、お子さまの成長やお口の使い方を含めて確認しながら、小児矯正の相談を進めています。
すぐに矯正が必要とは限りません
ここで大切なのは、すきっ歯=すぐに矯正ではないということです。
乳歯列期のすき間は正常な発育のことがありますし、永久歯の前歯のすき間も、生え変わりの途中なら自然に変化していくことがあります。
一方で、成長を見ながら確認したほうがよいケースもあります。
つまり大切なのは、
「すぐに治療が必要か」
ではなく、
「今の状態が自然な範囲なのか、確認しておいたほうがよいのか」
を見極めることです。
こんな保護者の方は早めの相談がおすすめです
次のような不安がある場合は、一度相談してみると安心です。
・乳歯のすき間が大きすぎる気がする
・永久歯が生えてきても前歯のすき間が気になる
・ガタガタや出っ歯も一緒に気になる
・口呼吸や指しゃぶり、舌癖がある
・歯並びのことで今後の見通しを知っておきたい
治療を始めるかどうかをすぐ決める必要はありません。
まずは現在の状態を確認し、今後どのように見ていくのかを知るだけでも安心につながります。
まとめ
乳歯のすきっ歯は、将来の永久歯が生えるためのスペースとして、自然なことも多くあります。
そのため、乳歯の時点ですき間があるからといって、すぐに心配しすぎる必要はありません。
一方で、生え変わりが進んでも前歯のすき間が閉じてこない場合や、口呼吸、舌癖、ガタガタなど他の要素が重なっている場合は、一度確認しておくと安心です。
お子さまの歯並びは、見た目だけでなく、成長やお口の使い方とも関係しています。
気になることがある場合は、早めに相談して、今の状態を正しく知ることが大切です。
島田小児歯科・矯正歯科へご相談ください
島田小児歯科・矯正歯科では、お子さまの歯並びについて、見た目だけではなく、生え変わりの状態やお口の機能、成長段階も含めて丁寧に確認しています。
「乳歯がすきっ歯だけど大丈夫?」
「このまま様子見でいいの?」
と気になる方は、お気軽にご相談ください。
小児矯正について詳しく知りたい方はこちら。
https://shimada-dental.com/pediatric_ortho/
お口ぽかんや口呼吸が気になる方はこちら。
