学校歯科健診で「歯並び・かみ合わせ」にチェックが入ったら?夏休みに相談したい小児矯正のポイント
学校歯科健診の結果を見て、
「歯並び・かみ合わせにチェックが入っていた」
「すぐに矯正を始めた方がいいの?」
「夏休みのうちに相談した方がいいのかな?」
このように不安に感じる保護者の方は少なくありません。
実際、学校歯科健診で歯並びやかみ合わせを指摘されたからといって、すぐに治療が必要とは限りません。
ただし、そのまま長く様子を見てしまうと、相談に適した時期を逃してしまうケースもあります。
特に夏休みは、学校や習い事の予定を調整しやすく、歯並びの相談や検査を受けやすい時期です。
今回は、学校歯科健診で「歯並び・かみ合わせ」にチェックが入ったときに知っておきたいことや、夏休みに相談するメリットについてわかりやすく解説します。
学校歯科健診の「歯並び・かみ合わせ」のチェックはどういう意味?
学校歯科健診では、むし歯だけでなく、歯並びや噛み合わせに気になる点がないかも確認されています。
たとえば、
・前歯が前に出ている
・下の歯が上の歯より前に出ている
・歯がガタガタに並んでいる
・前歯がうまく噛み合っていない
・口が閉じにくそうに見える
といった状態があると、「歯並び・かみ合わせ」にチェックが入ることがあります。
このチェックは、「すぐに矯正が必要」という意味ではなく、「一度詳しく確認した方がよいサイン」と考えるとわかりやすいでしょう。
チェックが入っても、すぐ矯正が必要とは限りません
保護者の方がいちばん気になるのは、「今すぐ矯正を始めなければいけないのか」という点だと思います。
結論からいうと、学校健診で指摘されたからといって、全員がすぐに治療開始になるわけではありません。
子どもの歯並びは、乳歯から永久歯への生え変わりや、顎の成長によって見え方が変わることがあります。
そのため、
・今は経過観察でよいケース
・早めに相談した方がよいケース
・治療の開始時期を見極める必要があるケース
に分かれます。
大切なのは、「今すぐ始めるかどうか」だけではなく、今の状態を正しく把握しておくことです。
学校健診で指摘されやすい歯並びの例
出っ歯(上顎前突)
上の前歯が前に出ている状態です。
口が閉じにくい、お口ぽかんになりやすい、転んだときに前歯をぶつけやすいなどのリスクがあります。
受け口(反対咬合)
下の歯が上の歯より前に出ている状態です。
受け口は成長とともに骨格の影響が強くなることがあり、早めに相談した方がよい場合があります。
歯のガタガタ(叢生)
歯がきれいに並ぶスペースが足りず、重なって生えている状態です。
顎の大きさや永久歯の生え方が関係することが多く、時期によって相談の意味が大きくなります。
前歯が噛み合わない
上下の前歯の間にすき間があり、うまく噛み合っていない状態です。
指しゃぶりや舌癖、口呼吸などの習慣が関係していることもあります。
夏休みに相談するメリットとは?
夏休みは、小児矯正の相談に向いている時期です。
1.予約や受診の予定を立てやすい
学校がある時期は、平日の受診が難しくなりがちです。
夏休みであれば、相談日や検査日を比較的調整しやすくなります。
2.お子さま本人にも説明しやすい
時間に余裕がある時期は、お子さま自身も落ち着いて話を聞きやすくなります。
「なぜ相談するのか」「どんなことを確認するのか」を保護者の方と一緒に理解しやすいのもメリットです。
3.装置に慣れる時間を確保しやすい
もし矯正治療を始めることになった場合でも、学校生活が本格的に始まる前に装置に慣れる時間を取りやすいです。
4.2学期以降の見通しを立てやすい
夏休みのうちに相談しておくと、経過観察でよいのか、今後の通院が必要なのかなど、2学期以降の見通しを立てやすくなります。
こんな場合は、夏休み中の相談をおすすめします
次のような場合は、夏休みのうちに一度相談しておくと安心です。
・学校歯科健診で歯並び・かみ合わせを指摘された
・出っ歯や受け口が見た目でも気になる
・前歯がガタガタに生えてきた
・前歯がうまく噛み合っていない
・指しゃぶりや口呼吸が続いている
・以前から気になっていたが受診のきっかけがなかった
・いつ相談すべきか迷っている
特に、「今すぐ治療が必要かどうかわからない」という段階こそ、相談の価値があります。
歯科医院で確認するのはどんなこと?
歯並びの相談では、単に見た目だけを見るわけではありません。
たとえば、
・乳歯と永久歯の生え変わりの状態
・顎の大きさや成長バランス
・噛み合わせの状態
・歯が並ぶスペースが足りているか
・出っ歯や受け口が歯の傾きによるものか、骨格によるものか
・口呼吸、舌癖、指しゃぶりなどの習慣があるか
といった点を確認していきます。
つまり、学校健診の結果だけではわからないことを、より詳しく整理していくのが相談の役割です。
小児矯正は「早ければ早いほど良い」ではありません
ここで大切なのは、小児矯正はただ早く始めればよいというものではないということです。
確かに、受け口や顎の成長バランスなど、早めの対応が有効なケースはあります。
一方で、永久歯の生え変わりを少し待った方がよいケースもあります。
そのため、保護者の方が「今すぐやるべきか」「まだ早いのか」を自己判断するのではなく、相談して適切なタイミングを見極めることが大切です。
最近のTOPICSとのつながり
島田小児歯科・矯正歯科では、最近のTOPICSでも、出っ歯や指しゃぶり、矯正装置の違いなど、お子さまの歯並びに関する記事を更新しています。
今回の「学校歯科健診」テーマは、それらの記事とも相性がよく、健診をきっかけにご家庭で状態を見直す入口として使いやすい内容です。
まとめ
学校歯科健診で「歯並び・かみ合わせ」にチェックが入ると、不安になってしまう保護者の方も多いと思います。
ただし、チェックが入ったからといって、必ずしもすぐ矯正が必要というわけではありません。
大切なのは、
・今の歯並びがどのような状態なのか
・経過観察でよいのか
・早めの相談が向いているのか
・今後どのタイミングで治療を考えるべきか
を整理しておくことです。
夏休みは、こうした相談を受けるのにとてもよいタイミングです。
お子さまの歯並びやかみ合わせが少しでも気になる場合は、学校健診の結果をきっかけに、一度確認してみることをおすすめします。
島田小児歯科・矯正歯科では、お子さまの成長段階や歯並びの状態に合わせて、今後の見通しを丁寧にご説明しています。
気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
監修者:島田小児歯科・矯正歯科
院長 島田 昌也
