「言葉が少し聞き取りにくい気がする」
「特定の音だけ、うまく言えていないかもしれない」
「様子を見ていていいのか、相談した方がいいのか迷う」
お子さんの発音や話し方が気になると、保護者の方は心配になりますよね。
もちろん、子どもの発音は成長の途中で少しずつ整っていくものです。すぐに異常と決めつける必要はありません。ですが、年齢が上がっても言い間違いが続く、言葉が聞き取りにくい、話すときのお口の使い方が気になる場合は、お口の機能や歯並び、舌の使い方などが関係していることがあります。
日本小児歯科学会では、「ことばがよく聞き取れない」「音の言い間違いがある」といった様子を、お口の機能発達をみるサインのひとつとして紹介しています。また、日本歯科医学会の資料では、5歳以降でも発音の置き換え・省略・歪みがみられる場合や、舌の動き、口呼吸、飲み込み方などをあわせて確認することが示されています。公益社団法人 日本小児歯科学会 日本歯科医学会
発音が気になるとき、歯並びだけが原因とは限りません
ここで大事なのは、発音が気になる=すぐに矯正が必要、とは限らないということです。
お子さんの話し方には、歯並びだけでなく、舌の位置や動き、口呼吸の有無、飲み込み方、お口まわりの筋肉の使い方など、いくつかの要素が関係します。そのため、まずは「どこに原因がありそうか」を整理してみることが大切です。
逆に言えば、発音の気になるサインは、歯並びだけでは見えにくいお口の機能の問題に気づくきっかけにもなります。
こんな話し方が続くときは、一度気にしてみましょう
ご家庭で気づきやすいサインとしては、次のようなものがあります。
- 言葉が以前よりも聞き取りにくい
- 特定の音だけ言いにくそうにしている
- 音の言い間違いが続いている
- 話すときに舌が前に出ることがある
- 普段からお口が開いていることが多い
- 食べ方や飲み込み方にも気になるクセがある
特に、話すことだけでなく、食べることや呼吸の仕方にも気になる点がある場合は、お口全体の使い方をみていく必要があります。公益社団法人 日本小児歯科学会 日本歯科医学会
発音と関係しやすいポイントは?
1.舌の位置や動きにクセがある
発音には舌の動きが大きく関わります。日本歯科医学会の資料でも、飲み込むときに舌が前に出る、前歯の裏に舌を押しつける、歯の横から舌が出るなどの所見は観察ポイントとして挙げられています。こうした舌の使い方のクセがあると、話すときの音にも影響することがあります。日本歯科医学会
2.口呼吸でお口が開きやすい
鼻づまりがないのに口が開いている状態が続くと、お口まわりの筋肉の使い方や舌の安定した位置に影響することがあります。口呼吸そのものが、話し方だけでなく歯並びやあごの発育にも関係することがあるため、発音とあわせてみておきたいポイントです。日本歯科医学会
3.歯並びやかみ合わせの影響
前歯の位置やかみ合わせの状態によっては、空気の抜け方や舌の当たり方に影響が出ることがあります。ただし、歯並びだけが原因とは限らないため、舌や呼吸、飲み込み方も含めて確認することが大切です。
4.食べ方や飲み込み方にもクセがある
発音が気になるお子さんでは、食べるのが早すぎる・遅すぎる、片側ばかりで噛む、丸のみが多いなど、食べ方のサインが重なっていることもあります。話すことと食べることは別々に見えて、どちらもお口の機能の発達に関係しています。日本歯科医学会
ご家庭で見ておきたいチェックポイント
お子さんの発音が気になるときは、発音そのものだけでなく、次のような点も一緒に見てみてください。
- 5歳を過ぎても、特定の音の言い間違いが目立つか
- カ・サ・タ・ナ・ラ行が言いにくそうではないか
- 話すときに舌が見えやすい、前に出やすい様子がないか
- 普段からお口が開いていないか
- 鼻づまりがないのに口呼吸になっていないか
- 飲み込むときに口元やあごに力が入りすぎていないか
- 食事中の噛み方や飲み込み方にも気になるクセがないか
「発音だけ」の問題として見るより、話し方・呼吸・舌・食べ方をまとめてみると、気づけることが増えます。
こんなときは相談の目安です
次のような場合は、一度相談してみると安心です。
- 年齢が上がっても発音の気になる点が続いている
- 言葉が聞き取りにくいと感じることが多い
- 特定の音の言い間違いが目立つ
- 口呼吸やお口ぽかんがある
- 舌のクセや飲み込み方も気になる
- 歯並びやかみ合わせもあわせて気になっている
大切なのは、「発音が気になるからすぐ矯正」ではなく、まずはお口の機能や歯並びを含めて整理することです。必要に応じて、経過をみるのか、機能面へのアプローチを優先するのか、小児矯正の相談につなげるのかを判断していきます。公益社団法人 日本小児歯科学会
島田小児歯科・矯正歯科では、お口全体をみながらご相談いただけます
島田小児歯科・矯正歯科では、歯並びだけではなく、舌のクセや口呼吸、あごの成長、お口の使い方も含めて小児矯正の相談に対応しています。小児矯正は、乳歯列期の3歳頃からの歯列育形成が理想とされ、治療開始は7歳頃まで、遅くとも8歳頃までがひとつの目安とされています。
また、矯正相談は無料、検査・診断料はキャンペーン価格11,000円、治療費は一律880,000円、調整料は4,400円/回です。インビザラインにおいてはプラチナエリートステータスに認定されています。島田小児歯科・矯正歯科
「この発音は様子を見ていいのかな」
「歯並びも関係しているのかな」
そんな迷いがある段階でも、早めに相談しておくと整理しやすくなります。
まとめ
子どもの発音が気になるとき、その背景には、舌の位置や動き、口呼吸、飲み込み方、歯並びなど、いくつかの要素が関係していることがあります。
すぐに治療が必要とは限りませんが、言葉が聞き取りにくい、音の言い間違いが続く、お口が開いている、舌のクセがある、といった様子が重なっている場合は、一度お口全体をみてもらうと安心です。
