インビザラインファーストとは?
成長期の子供たちのために開発された画期的な歯列矯正装置です。歯科医師と共に作り上げる個々に合わせた治療計画により、歯並びの問題を解決することができます。しかし、この先進的な矯正治療には一定の費用がかかります。この記事では、インビザラインファーストの費用と保険適用について詳しく解説します。
保険適用について
現在のところ、日本の医療保険はインビザラインファーストには適用されていません。保険が適用されるのは、厚生労働省が認めた、けがや病気を治し、健康な状態へ回復させることを目的で行われた治療のみです。したがって、見た目を整える、むし歯や歯周病を予防する目的で行われる矯正治療は保険が適用されません。そのため、矯正治療にかかる費用すべてが自己負担となり、費用が高額になります。
インビザラインファーストの費用
インビザラインファーストの費用は、一般的なブラケット式の矯正治療とほとんど同様の金額である傾向にあります。技術の進化によりパソコンのシミュレーション、人の手を介さず矯正装置の制作などが行えるようになったためです。とはいえ、インビザラインファーストの総費用は、患者さんの歯並びの状況や必要な治療期間、歯医者の料金体系などにより大きく変動することがあります。
費用の内訳
インビザラインファーストの費用は一般的には一括価格となっていますが、それぞれの項目を分解すると具体的にどのような費用が発生するのか理解することができます。主な項目としては、初診料、診断料、装置作製費、装置交換費(調整料)、アフターケア費用などがあります。診断料にはX線撮影やiTeroと呼ばれる口腔内スキャンなどが含まれ、装置作製費は患者さま一人ひとりの歯に合わせたを矯正装置を作成する費用、装置交換費(調整料)は治療中に何度か病院に通い進捗状況を確認し、必要に応じて計画を変更するための診察料ですアフターケア費用は治療終了後に発生する費用です。治療終了後は、整った歯をより長期的に維持するために保定装置を身に着けます。この装置を製作する費用や、装置を調整する費用が含まれます。装置交換費(調整料)とアフターケア費用は、一括価格とは別に請求する歯医者もございますので、治療前に確認する必要があります。
ワイヤー式の矯正治療と比較して、インビザラインファーストの費用が高く感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、治療の効率性、快適性、見た目の良さといった多くの点で他の治療法を上回っています。また、矯正治療は一時的な治療ではなく、長期的な視点で考える必要があります。インビザラインファーストは、早期に治療を開始し、正しい歯並びを維持することで、将来的により高額な治療費用を抑制する可能性があります。
保険適用外の治療費の支払い方法
多くの歯科医院では、治療費用の分割払いやクレジットカード払いに対応しています。デンタルローンといわれる歯科治療費専用のローンは、治療費用を信販会社などが一度負担し、患者様が分割払いで返済する方法もあります。ただし、歯科医院によっては利用ができない場合もありますので事前に確認しましょう。
インビザラインファーストで得られる価値
インビザラインファーストは一般的なブラケット式の矯正治療と同様の価格帯です。しかしその費用は、矯正装置によって口内を傷つける心配がない、目立ちにくい、口腔内の衛生状態を保てる、食事制限がないなど、多くのメリットがある上で同じ金額になります。。また、歯並びの問題を早期に解決することで、将来的に発生する可能性のある口腔健康問題を予防することもできます。インビザラインファーストはお子さまの自信と健康な口腔環境を守るための投資と考えることができます。