お子さまの矯正治療は、歯並びや噛み合わせの問題を早期に解決する重要な手段であり、その一つに”インビザラインファースト”があります。しかし、治療費用は親にとって大きな懸念事項の一つかもしれません。そこで今回は、インビザラインファーストの費用をできるだけ抑える方法についてご紹介します。

インビザラインファーストとは

インビザラインファーストは、6歳から10歳のお子さま向けに特化した矯正治療です。透明なプラスチック製のマウスピースを使い、歯並びを少しずつ整えていく矯正方法です。メリットとして、装置が透明なので目立ちにくい、取り外しが可能なので装置・口内ともにお手入れが簡単な点が特長です。

インビザラインファーストはどんな子におすすめ？

矯正装置の特長から、インビザラインファーストは次のような子におすすめです。

・矯正器具の見た目を気にするお子さま:

透明なマウスピースであるため、装着していても目立ちません。学校生活や友人との交流に影響を与えることなく矯正が可能です。

・スポーツをしているお子さま：

インビザラインファーストは素材が柔らかいため、身体を動かしているときに口内を傷つける心配がありません。

・ブラッシングが苦手なお子さま：

装置を取り外して歯を磨くことができるので、新しくブラッシング方法を学ぶ必要がありません。歯磨きが苦手なお子さまでも、口内を清潔に保つことができます。

費用の概要

治療費用は患者の歯並びの状態や治療の必要な期間など、さまざまな要素によって変動します。費用には、矯正相談、精密検査、治療計画、矯正装置、矯正期間の調整料が含まれます。平均費用は約80～100万円が相場だと言われています。

費用を安くするには

・デンタルローンの利用

デンタルローンとは、歯科治療費専用のローンのことで、治療費用を信販会社などが一度負担し、患者さまが分割払いで返済する方法です。ただし、金利が発生するため総額は高くなりますが、一回当たりの支出を選ぶことができます。歯科医院によっては利用ができない場合もありますので事前に確認しましょう。

・医療費控除制度の利用

医療費控除とは税法上の一種の控除で、所得税や住民税から一部を差し引くことができる制度です。ご自身や扶養家族のために支払った医療費が一定の金額を超えた場合、その超過分を所得から控除できます。

・定期的なケア

インビザラインファーストのマウスピースは取り外しが可能なため、お子さま自身が自宅でケアすることが可能です。定期的なケアと良好な口腔衛生を保つことで、治療期間中の追加費用を抑えることが可能です。

・歯科医師から伝えられたルールを守る

インビザラインファーストは通常、1日20時間以上装着しなければなりません。しかし、装着時間が足りていないと計画通りに歯が動かず、矯正期間が伸びる可能性があります。その他にも、歯科医師から伝えられたルールはしっかり守るようにしましょう。

まとめ

インビザラインファーストは子供の矯正治療にとても効果的な方法です。その費用は、一見高額に感じるかもしれませんが、上記のような工夫をすることで、負担を軽減することが可能です。何より、子供の健康的な歯並びと美しい笑顔のための投資であると考えてください。